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何も起きないように見えて、すべてが起きている。――心を揺さぶる、ほんの一瞬のために

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01|感情はいつも、音もなく震えている

世界を変えるのは、大きな出来事ではない。誰かに叫ぶようなセリフでも、物語の頂点で泣き崩れる瞬間でもない。それは、ふとした沈黙や、ひと呼吸の「ためらい」のなかにある。

たとえば、風がカーテンを揺らしたとき。たとえば、目が合って、言葉よりも先に気持ちが伝わったとき。それは、見逃してしまいそうなくらい小さな出来事。

けれど、心はその瞬間に、静かに震えている。


02|社会がこぼす“ノイズ”のなかに、本物の感情がある

現代社会は、目立たないものを無意識に排除していく。分かりやすさや即効性、視覚的インパクトが優先され、微細な感情や繊細な違和感は「ノイズ」として削ぎ落とされていく。

けれど本当は、その削ぎ落とされた感情こそが、人を人たらしめている。

一秒の沈黙にこもったやさしさ。口には出せなかった「ありがとう」。声にならなかった「ごめんね」。

そのすべてが、わたしたちの心の奥で、今も確かに生きている。


03|だから、味付けはしない

わたしたちが表現したいのは、飾り立てられたストーリーではありません。涙を誘うための脚色も、感動を演出するBGMも、不要です。

そのままの素材で、感情に触れたい。

静かだけれど、目をそらせない。やわらかいけれど、深く突き刺さる。そんな感情の“原石”を、そっと映し出していく。


04|静かなる“爆発”を目指して

観終えたあと、「何かが変わった」と気づくかもしれない。あるいは、その場では気づかなくても、数日後、何かの拍子にふと思い出してしまうような、静かなる“爆弾”のような存在でありたい。

怒号も叫びもないけれど、自分でも気づかぬまま蓋をしていた感情が、静かにこじあけられていくような。

これは、そんな時間を届けるための試みです。


05|そして、次の優しさへ

心が動いたあとに、人は、次のやさしさを生み出す力を手にする。

強くあろうとする毎日に、ほんの少しの余白が生まれる。その余白こそが、人と人をつなぐ温度になる。

映像はただの表現手段ではなく、誰かの心を確かめる、鏡のような存在になり得る。


06|“感じる”ことを思い出す時間を、あなたに

これは、誰かの物語ではない。あなた自身が、かつてどこかで経験した感情への“再会”の時間。

ただ流すだけの動画ではない。心のどこかをそっとノックするような、そんな映像を目指している。

大切なのは、派手な何かじゃない。なにも起きないように見えて、実はすべてが起きている――そのことに、もう一度立ち止まって目を向けてほしい。


07|あなたの中の静かな“揺れ”に、そっと寄り添えたなら

わたしたちの作る動画に、強いメッセージはありません。ただそこにある情景と、揺らぐ気持ちを描くだけです。

でももし、それがあなたの心のどこかをそっと照らしたなら。それが、次のやさしさにつながるなら。それこそが、わたしたちの“届けたかった何か”なのです。

 
 
 

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